件名:◆節税対策メルマガVol.123◆脱税に手を染めない節税
日付:2019/12/16
差出人:石井税理士事務所
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『「あらゆる節税対策を紹介する」メルマガ』Vol.123
（毎月第3月曜日（月曜日が祝日の場合は火曜日）配信）
発行：石井税理士事務所
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今回のメルマガは今年最後の配信となります。
1年間ご愛読いただき本当にありがとうございました。
一般的なメルマガに比べると配信頻度は月1回と少ないのですが、
このメルマガは約７年間にわたって節税情報を発信し続けています。
できれば毎週配信したいと思っていますが、無理しても続かないと
思いますので、濃い内容をマイペースで続けていきたいと思っています。
振り返ると今年は税務調査が多い年でした。
税務調査については前々回のメルマガで抗弁書について触れましたが、
まじめに日々精進しているクライアントが税務調査で納得できない指摘を
受けた場合は、私は徹底的に税務署と戦っています。
一方で残念ながら所得隠しや隠ぺいを行っているクライアントも存在し、
税務調査によってそれが顕在化することもあります。
非常に残念なことですが、そのようなクライアントに対しては・・・
正直、税務署と戦う気にはなりません。
そもそも、税務署と戦える次元ではありませんので、
税務署の指摘どおりの重いペナルティーを受けいれるよう促します。
このような方々に共通するのは「ずさんさ」です。
自社の経理処理・節税の考え方など、いろいろな点で「ずさんさ」が
感じられます。
「もう少し聞く耳もってくれたらなあ」とか思うこともあります。
「日々忙しい」「面倒だ」とか、まあわかるのですが、その結果
安易な「脱税」に手を染めてしまったりします。
そしてあとで大きな代償となって自分に跳ね返ってきます。
節税の方法はいくらでもあります。
しかし、例えば１千万円の利益を０円にする節税法を実践しようとすると
かなり綿密で計画的な節税方法を進めていかなければなりません。
無計画な節税はあとで資金繰りに窮するなど、かえって良くない
結果を招くことがあります。
なので税理士との打ち合わせを密にして、無理のない節税計画
を進めていくことが必要なのです。
「会社にお金を残すにはどうしたらよいでしょうか？」
と、よく聞かれることがあります。
節税はその答えのひとつではありますが、
節税せずに納税することもその答えのひとつです。
例えば１千万円の利益が出た場合、会社の税金は約２７０万円です。
節税しなければ１千万円―２７０万円＝７３０万円のお金が残ります。
一方で節税のために５００万円の経費をねん出したとしましょう。
その結果５００万円の利益に対して、会社の税金は約１２０万円になり、
１５０万円節税できたことになります。
会社に残るお金は１千万円―５００万円―１２０万円＝３８０万円です。
節税しないで納税した場合は７３０万円のお金が残ったのに、
節税した場合は３８０万円しか会社にお金が残らないことになります。
いかがでしょうか？
節税とは「バランス」が大事なのです。
納税とのバランスを保ち、計画的な節税計画をすること。
それが安易な脱税に手を染めず「会社にお金を残す」第一歩です。
ぜひそれを理解して計画的な節税を実践していきたいものです
そのために、私は来年も「会社にお金を残す節税」をテーマに
メルマガを書き続けたい思います。
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